【フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略 】という本です。
インターネットの世界だけでなく、ビジネスの場でも有名な 本なので、ご存知の方や既に読んだことがことがある方も多いかもしれません。
正直に言うと、私はタイトルから勝手に、インターネットビジネスについて書かれた本で疑いの目で見ていました。
この手の本は、その本を書いた方が利益を得るために、書かれているんではないか、つまり読んだ人が儲けたり得をするのではなく、読ませた(買わせた)著者が利益を得る構図と思える、どこにでもあるような内容が多いと思っています。
それはそれで、ひとつのビジネスモデルではありますが。
でも、この本は、内容がしっかりありました。
Googleがなぜ、メールやストレージ、ブログ、さらには、MS Officeのようなアプリケーションまで無料で提供しているのか、出来るのか、明確に答えられますか?
アプリケーションの開発、設備の拡張の費用は、タダではありませんよね。
Googleの社員はお給料が無い、ボランティアってことはありません。
でも、無料で提供することが出来ているんです。
試用版でもないのに、なぜ、有料で提供しないのか、これって、もし、自分が社長なら同じようにするかと言うと、YESと言える人って、ほとんどいないと思います。
IT業界にいる私も、当然、構築や設計、すべてが有料で仕事をしています。つまり、お客様から対価を頂いています。
このギャップは何なんだろう。
この本を読んで、FREE(無料)を使うビジネスの考え方があることが分かりました。
ちなみに、この本で言っている、FREE(無料)のビジネスは、おまけや試供品といったビジネスの仕方とは、明確に区別しています。
また、要するに、広告収入を使っているのでしょ、という単純な話でもありません。
ビジネスの方法論、そのものです。
作者の考察と理論付け、そして、実例をあげています。内容に厚みがあります。
通勤中に読んだので、本の厚みもあり、カバンが重かったです・・・・
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