2012年5月18日金曜日

シャープの測距モジュールを使った実験(1)

距離を測るセンサーがあることを知り、シャープ測距モジュール GP2Y0A21YKを入手しました。

このセンサーは、センサーから赤外線を照射し物体からの反射光を取得することで、物体とセンサーとの間の距離を電圧の高低で検出することが可能です。


シャープ測距モジュール GP2Y0A21YKの場合、計測可能な距離は10~80cmです。センサーはこの距離を約+2.3V~約+0.4Vで出力します。

データシートにあるグラフをみると、距離と出力電圧の関係は直線ではないため、曲線なので若干スケッチに工夫が必要です。

センサー自身が必要な電源は、+5Vなので、Arduinoの+5VとGNDを使えます。楽ちんです。
※3.3Vで動作しているArduinoの場合は、別電源が必要ですが、私の使っているUNOは5V動作なので問題ないです。

電圧の高低を読み取る必要があるので、Analog入力を使います。Arduinoとの接続も簡単です。

回路図は、以下の通りです。
モジュール               Arudino
 赤いライン電源   +5V
 黒いラインGND       GND
 黄色いライン     AnalogIn 1

本当にシンプルつなぎました。










自走式のロボット等で周囲に障害物がないかの確認をする為であれば、このセンサーはとっても便利だと思います。

先日掲載したDCモータの制御と、この距離センサーを組み合わせれば、衝突を回避するロボット(ロボットって大げさでした。せいぜい車)を作れます。その時は、もちろんLEGOを使います。

衝突しそうになってから停止するより、周りを見渡すようにしたほうが 賢そうなので、可動角度を指定できるサーボモータを使用して、ぐるっと見渡して、障害物がない方向を判断してから動くほうが良さそうです。

距離センサーの次のテーマは、サーボモータの制御に決まりです。

なにはともわれ、次回は、距離を計測するためのスケッチを掲載します。

(→)シャープの測距モジュールを使った実験(2)



電子工作の回路図から学びたい



2 件のコメント:

  1. お久しぶりです

    今は私もセンサー類の実験をしています。

    自分は超音波センサーで距離を測っていますが、

    そのきっかけが赤外線距離センサを失敗してしまったからです(汗

    なので次回のスケッチを参考にリトライしてみたいと思っています!

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  2. Marioさん コメントありがとうございます。

    ホビー用に近いセンサーなので、厳密な測定には向いていないかもしれません。実際の測定値を見ると、値が上下します。データシートに書かれているように10μF以上のバイパスコンデンサーをVccとGNDの間(上の図だと、センサーに使い位置で赤いラインと黒いライン)に入れると多少安定するかもしれません。

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