2012年10月18日木曜日

Proseccing での繰り返し命令 for文


Proseccingスケッチの中で、命令を繰り返し実行したい場合にはfor文を使用します。
Draw()は、全体を繰り返し実行しますが、部分的に命令を繰り返し実行したい場合にはfor文を使用した繰り返しを使用します。




実際のスケッチを見てみましょう。

void setup(){
  //一度だけ実行される命令を書きます
  size(300,300);
  background(0);
}
void draw(){
  //繰り返し実行される命令を書きます
  for(int y=32;y<=height;y+=8){
    for(int x=12;x<=width;x+=15){
      ellipse(x+y,y,16-y/10,16-y/10);
    }
  }
}

void draw()の中に、2つのfor文が使われているのが見えると思います。

for文の構文は、次のとおりです。
for(変数の初期値;繰り返しの継続条件;繰り返す際の増分値){
     繰り返す命令;
}

スケッチの1つめのfor文を読み解いてみると、
変数 yを整数として宣言し、初期値を32としています。
繰り返しの継続条件は、height以下であること。
繰り返す際の増分値は、8です。

つまり、初期値 32から繰り返すごとに8を加えていき、height(画面の高さ)に達したら、for文を終えることになります。

このfor文の内側にもう1つのfor文がありますね。

なので、まずはyの値は32で、内側のfor文、こちらはxの値を12から初めて15づつ増やしていき、横幅いっぱい達するまで繰り返します。そして、外側のfor文でyの値を8増やし、yの値を40にして、再度、内側のfor文を実行します。内側のfor文はxの値を12から初めて15づつ増やすのは同じです。

こうして、外側のfor文yの値がheightに達するまで、内側のfor文を繰り返し実行するのです。

さらに、Draw()で、もう一度、全体を最初から実行しています。

【実行例】



いかがだったでしょうか。for文は、よく利用するので、使い慣れておきたいものです。


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